『PAIN À L’ORGE』(パン・ア・ロルジュ)は2000年にオープン。稲村有貴オーナーが地元の人においしいフランスパンを知ってもらいたいと始めた店です。味、品質、素材などに妥協をせずにがんばっているので、売り切れたら、そのパンはその日で終わりというお店です。
シンプルな外観が目を引きます
お店は、アットホームな雰囲気でフランスを象徴するようなお洒落な小物が飾られ、パンを並べる棚も、ジャムなどを並べるディスプレイもおしゃれ感があります。
お店に入ると、焼き立てパンの香ばしい香りをすぐ感じ取る事が出来ます。目の前には40~50種類のパンがずらりと並べられています。どれも美味しそうで、どのパンを選んでいいのか迷ってしまいそうです。
1番人気は「レトロバゲット(250円)」。生地をなんと18時間もかけて熟成させて焼き上げたパンです。稲村オーナー曰く「スルメではないですが、噛めば噛むほど旨みが口の中に広がり、そして鼻のほうにまで抜けていく感じです」
「パン・ド・ミー・フランス(1斤=300円。ハーフサイズ=150円)はマーガリンといった油脂を使わない食パンですので、摂取カロリーが気になる人にピッタリです。こちらも生地を8時間という長時間かけて熟成させている香ばしいパンです。
上の列右から4番目の「クロワッサン(160円)」は安定した人気を誇ります。国産バターをふんだんに使い、外はホロホロ、中はふわっとした食感に仕上がっています。
このほかにも様々な種類のパンが売られています。男性には「ベーコン入りフランスパン(220円)」や「アボカドとトマトのタルティーヌ(280円)」など、夏を意識した惣菜パンもオススメです。また季節の変わり目には、新作のパンが2、3種類加わるそうなので要チェックです♪
天然酵母を使用し、国産の小麦やバターを使うだけではなく、素材を熟成の時間をみてもわかるように、オーナーは閉店してからも夜遅くまで仕込みするなど、パンへのこだわりは半端ではありません。それはひとえに、美味しいパンを地元の人に食べてもらいたい、知ってもらいたいという一念からです。今後は、ゆずこしょうなどスパイス系の素材を利用したパンの開発やフランスの伝統的な焼き菓子などにも挑戦していきたいとのこと。こんな思いの詰まったパンを一度試してみてはいかがでしょうか?
※価格は全て税抜
PAIN À L’ORGE
048-262-8206
川口市芝5-7-1 (地図)
10:30頃~20:00頃
定休日 日・月曜
駐車場なし
※記事は2016年8月時点のものです。